けのびと伏し浮きはやることがほぼ一緒です。

ただ、この2つは決定的な違いがあります。

では何が違うでしょうか?




けのびは壁を蹴ってそのまま伸びて浮くということです。

いわゆるストリームラインに近い動きです。

けのびは姿勢がよくないとなかなか進みません。

指先から足先までしっかりと伸ばすようにしましょう。

この伸ばす時に力を入れずにすることが理想的です。




一方で伏し浮きというのは、

壁を蹴らずにその場で浮くだけの動作です。

だるま浮きで浮いている状態を体まっすぐに伸ばしたような感じです。

できるだけ沈まずに浮き続けるということです。





浮いている形が一緒なので、

けのびと伏し浮きは一緒と思われがちですが、

実は全く違うものなのです。

けのびが動的に対して伏し浮きは静的な感じです。




浮いてられる長さは、動かない分だけ伏し浮きの方が長く浮いてられます。

進む距離は、壁を蹴るのでけのびの方が遠くに進みます。





最初に伏し浮きを覚えないとけのびはできません。

ですので伏し浮きをしっかりとマスターしてから

けのびがはじめてできるようになるのです。

それだけ伏し浮きというのはとても重要です。




伏し浮きができないと泳ぎができないのと同じことです。

ですので、伏し浮きをないがしろにしないようにしましょう。