クロールでは手に水を当ててつかみます。

そのつかんだ水を後方へ押し出すことにより、前に進むことができるのです。

もし水が当たらなければ、進むことができません。



クロールで手のひらに水が当たるとどうなるでしょう?




手のひらにしっかりと水が当たるようになると、

当然ながら重たいといった感覚が出ます。




この重たいという感覚がなければ

水をしっかりと当てていないということですので、

いくら後方へしっかりと押し出しても前には進みません。





クロールで手のひらに水を当てて、後方へ押し出すまでに、

力の加減がうまくいかないと、水を逃がしてしまうことになります。




まず、手のひらに水を当てて、

次にその水を逃がさないよう後方へもっていきます。

この時に一気にもっていくのではなく、

徐々に加速させていくような感じにすると、

手のひらに当たっていた水がさらに重たくなります。

つまりより多くの水を捉えているのです。





そしてより多くの水を捉えた後に、

加速しながら一気に後方へ押し出すようにしましょう。

理想は腰の位置から押し出すのがいいです。




手のひらに水を当てるところから徐々に加速するのであって

はじめからから一気にかき始めますと、

後方に押し出す途中に水が逃げてしまい

力強いストロークになりません。