クロールという泳ぎかたの中でも、最も難しい動作が呼吸なのです。

なぜかと言いますと、普段の生活の中で呼吸を意識してやっていない、

つまり無意識のうちにやっている
のに対して、

クロールの場合は意識して呼吸を

吸う・吐く・止めるをしないといけません。




ではクロールの呼吸はどのようにしておこなえばいいのでしょうか?



クロールの呼吸は、基本呼吸を止める所から始めます。

そして吸う動作に持って行くために、水の中で息を吐くのです。

この時に一気に吐くのではなく徐々に吐いていきます。

ある程度吐いたら顔をあげて吸う動作に入ります。

これが最もスムーズに呼吸をする方法です。




水の中でずっと息を止めていた場合、

顔をあげたときにすぐには吸えません。

先に息を吐かないといけないので、吸うのはそのあとになります。




したがって、十分に息を吸うことができなかったり、

息を吸うまで時間がかかりすぎて沈んでしまうこともあります。

また沈んでしまいますと水を飲むおそれもあります。




人間は、元々は息を吐いたら勝手に吸う習性があります。

それとは逆に吸いこんだら勝手に吐くことはないのです。

ですから、この習性をうまく利用できれば呼吸がより楽になります。

よりスムーズに呼吸動作を行う為に、

吐く・吸うを覚えておいてください。