昔の競泳の大会では潜水泳法には

特に制限は設けられていませんでした。

なぜかと言いますと泳ぐより遅かったのがあります。




しかし、ソウルオリンピックで今の日本水泳連盟会長である

鈴木大地さんが金メダルを取った時には、

バサロキックで25メートル以上を泳いで

他のスイマーを圧倒的に引き離すという戦法が流行りました。




またバタフライでは青山綾里さんが

潜水ドルフィンキックを駆使して

当時の短水路世界記録を叩き出したことがあります。

また自由形でも潜水ドルフィンキックで

クロールの選手よりも速く泳いでいました。




このやり方は後に制限されるようになります。




では現在の背泳ぎの潜水泳法は何メートルまで大丈夫?



今はスタート、ターン後に15メートルまでなら

潜水泳法で泳いでも大丈夫となっています。

ですので、仮に100メートルを泳ぐ場合に

短水路(25メートルプール)では最大で60メートルまで

長水路(50メートルプール)では最大で30メートルまで

潜水泳法が可能です。



ただし、潜水泳法が決して速いとは限りません。

キック力が弱いと実際に背泳ぎで泳ぐよりも進みが悪いですし、

15メートルという距離は想像以上に長いですので

酸素を奪われて酸欠状態に陥り背泳ぎで泳ぐ時には

バテてしまっているということもあります。